夢を見た。
二人の男…あるいは少年なのかもしれない…が出てくる夢だ。
あるいは出てくる動画を見る夢、なのかもしれない。
一人は容姿端麗で成績優秀、
人気もありいわゆる優等生といった男だ。
もう一人はお世辞にも容姿がいいとは言えず、成績も同様、
いわゆる劣等生で回りにもなじめずよくいる浮いた男だ。
この二人が課題か何かでショートムービーを作ることとなった。
或いはこの二人の作品だけが候補に残ったのか、それはわからん。
どちらも甲乙つけがたい出来で一級品に属する作品であった。
しかしながら、判定はくださなければならないらしい。
優等生の作った作品はいわゆる教科書通りの作品ではあったが
決して退屈な作品ではなく、わかりやすく、ベタっていいよね、
と思わせてくれる作品であった。
対して劣等生の作った作品は難解で、テーマも重く、
一見すると優等生の作品のほうが優れているようにも見えた。
しかしながら、作品の持つ力があるというか、
なにか引き込まれるものがあり、
感動なのかなんなのか、
何かわからないが涙が出てくる作品であった。
甲乙つけがたいが、
作品としては劣等生の作品のほうが優れていると私は思った。
そしてそれは優等生も自分自身でそう思っているように見えた。
しかしながら判定人(先生?)の判定は
優等生のほうが優れている、というものだった。
私自身は納得がいかなかったが、
本人たちもそれは同様のようだ。
しかし優等生は抗議するものでもなし、
回りも空気を読んでさすがーなどと言っている。
だが、劣等生はそうではなく、理由を聞いた。
「どちらも作品も素晴らしいが、優等生くんは普段の素行もよく、人気があり他の成績もよいからそこを加味しての云々」
といったような理由であった。
劣等生は、
「人気や容姿や成績が、仕上がった作品に関係あるかよ」
といったような言葉を吐き捨た。
この言葉に衝撃を受け…そして目が覚めた。
話はこれでおしまい。
あなたなら、どう思いますか?なんてね。